アカウント管理
悩ましいアカウント管理。
MITREのテクニックで、「Valid Account」がある。
以下の4つについて、具体的な防止策、検知、具体例が挙げられている。
- Default Accounts
- Domain Accounts
- Local Accounts
- Cloud Accounts
Default Accountsは停止しましょう、Domain Accounts・Cloud Accountsは集中管理や多要素認証で、とイメージはつきやすい。
Local Accountsは、どうするのか?組織で単一や安易なパスワードが設定されていたりしがちになる。
マルウェアとして猛威を振るうEmoteもLocal Accountsへのブルートフォース攻撃をするようだ。
MicroSoftはLocal Accountsを管理するLocal Administrator Password Solution (LAPS)を無償で提供している。
Local Administrator Password Solution (LAPS)
2015年には提供されていたらしいが、英語の情報のみで、日本では普及しなかったようです。
AD環境にLAPSのコンポーネントをセットアップして、LAPS管理者がローカルアカウントのパスワードを一元管理できる、というもの。
引用:https://download.microsoft.com/download/2/9/5/295b78a4-7051-4873-a00c-4beaf416ccec/LAPS_Guide_JA.pdf
パスワードの管理、というのが、
・設定されたパスワードを確認できる
・パスワードを変更できる
・有効期限を変更
というもので、なんでも出来てしまう。
ドメイン環境下では、Local Accountsを使用する機会は少ないので、Domain Accounts以上に強権的な管理をしたところでユーザ影響はないのでしょう。
無償で利用できます、とのことだが、初めからサーバの機能として標準実装しておけばよいのに、と思う。
セキュリティ強化で導入したため、既存機能に影響が出ると、しんどいです。